2019年5月2日
記念すべき第1回ランダム散歩。都内の駅をランダムで表示するアプリで、適当な駅に適当に行ってみようというという思いつきの遊び。記念すべき1回目は、堀切と雑司が谷が出た。堀切を調べてみるとあまりに何もなく、唯一の商業施設はラーメン屋みゆきということで難易度がたかそうなので、今回は雑司が谷にした。雑司が谷は夏目漱石の生家があり、実は前から気になっていたところだ。
午前中に家を出て、まずは新宿三丁目で昼飯を探す。ラーメンの気分だったのでデータベースでいろいろ探し、良さそうなところ(林田と五ノ神)に行ったがどちらも長蛇の列で、三箇所目の海神でやっと入れた。味は…少し並んだ割には普通すぎる普通だった。もう行くまい。。笑
雑司が谷までのルートは、まず西早稲田で降りて漱石山房まで歩き、疲れてなければ雑司が谷霊園まで歩こうということになり、歩き出す。
歩くにはベストの季節で、歩いていて本当に気持ちが良い。学習院女子大学を横目に歩き東西線早稲田に着く。東西線早稲田は妙典時代は良く通過した駅だが降りたことは無かった。早稲田大が近いだけあって学生もちらほら。ゴールデンウイークだからちらほらであって、平常時はもっと多いのだろうな。
早稲田駅の隣に小倉屋という酒屋があるがこれが創業300年という老舗で、漱石の小説にも出てくるし、1600年代末にあった高田馬場の決闘の阿部安兵衛が決闘前に休憩したという場所でも有名らしい。
こうやって土地柄の歴史を感じながら散歩するのが一番の楽しいところだ。途中でおじさん三人衆が古地図片手にあーだこーだ言いながら散歩していたが正に理想の姿だと思った。
それから漱石山房には10分くらいで着き、館内の見学、漱石の歴史、小説の一節の紹介などがあってどれも面白かった。則天去私というのが漱石の座右の銘のようで、小さな私を捨て、自然に従い生きるという意味。大病を患ってから特に思うようになり、逆らったり足掻いたりせず、自然に身を任せて穏やかに生きていこうという決意が感じ取られた。
そのあとカフェで少し休憩し出発。外苑東通りを歩いていると沖縄カンカラ三線カフェというお店があり、中から民謡が聞こえてきていい感じだった。すぐ早大通りに入る。この早大通りはホコ天になっていて、子供達が道に絵を書いたり、サッカーゴールが真ん中に出ていたり、座り込んで酒を飲んでるおじさんなどがいて、いい道なのだけれども少し違う世界に迷い込んだような不思議な感覚がした。それも200mくらいですぐ終わり早稲田大早稲田キャンパスに突き当たる。テレビでよく見る大隈記念講堂も見ることができた。そこから脇道に入り池袋方面へ少し歩いていると、都電さくらトラムの早稲田駅が見えてきた。雑司が谷まで歩いても30分かからないだろうが、路面電車に乗ることも少ないだろう思い乗ることにした。雑司が谷までは5駅。面白い名前の駅がいくつかあった。面影橋とか鬼子母神前とか。。これも機会があれば調べてみたい。そして10分もたたないくらいで雑司が谷につく。ここでは雑司が谷霊園で夏目漱石の墓地を参拝した。きのせいかもしれないが、少しだけ肩が重くなったような気がしたが怖いのであまり考えることはよそう。それから有楽町線の東池袋へは歩いて5分で着き今日の散歩を終えた。
嫁も楽しそうで何より。こういう気持ち良い散歩ができる季節もあと少しだよなぁ。夏が来る前にあと1回くらいは行きたいなぁと思う。
次回への教訓。
①写真をもっと撮ろう。
②下調べ大事、出来れば地図、古地図があれば楽しそう。